Acta Arachnologica投稿規程

最終改正2021年12月08日

ACTA ARACHNOLOGICA投稿規程

  1. 原稿の内容は原著論文,短報,解説,書評,ビデオ論文資料など本会の目的に沿ったものとする.原稿は英文または和文で[原稿作成上の注意]にしたがって執筆する.
  2. 原稿および表や図は電子メールの添付ファイルとして投稿する.
  3. 原著論文および短報ビデオ論文の原稿は複数の査読者によって査読されるものとし,採否は査読結果を参考にして編集委員会で決定される.その他の原稿の採否は編集委員会に一任する.
  4. 論文は図表を含めて刷り上がり30ページ以内を無料とし,超過分については,実費を著者負担とする.
  5. カラー印刷,特別製版など特別な費用を要する図表は,その実費を著者負担とする.ただし,編集委員会の意向で部分的に図版をカラー印刷する場合もある.
  6. 著者校正は数回おこない,著者校正終了後は編集委員会に一任する.また,校正時の原稿の加筆,訂正は原則として認めない.

  7. 別刷は著者の希望に応じ50部単位で作成する.ただし,原著論文及び短報については無料でカラーのPDFファイルが提供される.
  8. 本誌に掲載された著作物の著作権は原則,本学会に帰属する.

  9. 本規程の変更は編集委員会の議決によるものとする.

原稿送付先

原稿作成上の注意

  1. 原著論文は次の順序にしたがって記述する.英文・和文ともに,(1)表題(英文50語以内,和文50字以内),(2)著者名とアドレス,(3)英文アブストラクト(250語以内),(4)7個以内の英語のキーワード,(5)本文,(6)引用文献,(7)表,(8)図の説明文,(9)図,(10)和文要旨.(2)は著者の連絡先(電話,電子メールアドレスを含む)とともに原稿の第1ページに,(3)以下は第2ページより続ける.和文要旨は論文とは切り離して別にまとめて掲載するが,とくに希望がある場合は論文の末尾への掲載も可.和文要旨は,タイトル,著者名,所属住所の順で書く.共著者に外国人が含まれる場合は,氏名,所属住所は欧文表記でも良い.

  2. 短報は原則刷り上がり2ページ以内とし,上記の原著論文と同様の順序にしたがって執筆する.ただし,本文には原則として,Materials and methods や Results などの小見出しをつけない.英文の場合,目安としてアブストラクト,本文,謝辞,引用文献を含めて1000語前後に収めること.

  3. ビデオ論文は,クモガタ類や多足類の行動等を撮影した新規性のある知見を含んだ動画に基づく論文である.論文中の動画は,掲載が決定した後に, J-Stage が運営するデータレポジトリ J-Stage Data <https://jstagedata.jst.go.jp/> に登録され,公開される.オンラインで公開された論文は DOI を付与し,ファイルへの永続的なアクセスを保証する.

  4. 表題を英文では50字以下,和文では30字以下に縮小したランニングタイトルを原稿第1ページの左上に,また希望する別刷の部数および表紙の要・ 不要を右上に記入しておくこと.

  5. 原稿はマイクロソフト社の「ワード」で作成すること.用紙はA4判,行間はダブルスペース,周囲の余白は少なくとも3 cmとする.ページ番号をフッターの中央に,また,ページ設定機能を用いて,行番号を文書全体の通し番号として挿入すること.本文および図表は一つのファイルに統合するのが望ましい.高画質あるいは高解像度の図は,原稿受理後に提出すること.

  6. 数字は算用数字(半角を使用のこと),属名以下の学名はイタリック(フォント設定機能によって,著者が設定しておくこと)とする.和文原稿の動植物の和名,外来語はカタカナ,句読点はピリオド(.)とカンマ(,)とする.ハイフン(-),Nダッシュ(–),Mダッシュ(—)を区別すること.引用文献のページ数の範囲を示す時はNダッシュを用いること.その他の活字の指定や体裁は編集委員会に一任されたい.

  7. 文献は(1)著者のアルファベット,(2)出版年の順に配列し,同一著者による同一年の文献は出版順にアルファベットをつけて区別する.次の例に準じて作成すること.学術誌の誌名は省略しない.
    <欧文文献の場合>
    Logunov, D. V., Ikeda, H. & Ono, H. 1997. Jumping spiders of the genera Harmochirus, Bianor and Stertinius (Araneae, Salticidae) from Japan. Bulletin of the National Science Museum Tokyo, Series A, 23: 1–16.
    Tanaka, K. 1989. Energetic costs of web construction and its effects on web relocation in the web-building spider Agelena limbata. Oecologia, 81: 459–464.
    Hopkin, S. P. & Read, H. J. 1992. The Biology of Millipedes. Oxford University Press, Oxford, 233 pp.
    Coddington, J. A. 1986. The monophyletic origin of the orb web. Pp. 319–363. In: Shear, W. A. (ed.) Spiders, Webs, Behavior, and Evolution. Stanford University Press, Stanford, 492 pp.
    Benamú, M. A., Lacava, M., García, L. F., Santana, M. & Viera, C. 2017. Spiders associated with agroecosystems: Roles and perspectives. Pp. 275–302. In: Viera, C. & Gonzaga, M.O. (eds.) Behaviour and Ecology of Spiders: Contributions from the Neotropical Region, 457 pp.

    <和文文献を英文論文で引用の場合>
    Shinkai, A. 1988. A note on the web silk theft by Argyrodes cylindratus (Thorell) (Araneae: Theridiidae). Acta Arachnologica, 36: 115–119. (in Japanese)
    著者自身でタイトルを英訳する場合は以下のように記すこと.
    Koshidaka, N. 2017. [Foraging behavior of a bagworm upon an orbweb]. Kishidaia, 111: 13–15. (in Japanese)

    <Webデータを引用の場合>
    Yu, D. S., van-Achterberg C. & Horstmann. K. 2012. Taxapad 2012, Ichneumonoidea 2011. Taxonomy, biology, morphology and distribution. Online at http://www.taxapad.com, accessed on November 3, 2018.
    Zapparoli, M. 2006. Lithobiidae. In: Minelli, A., Bonato, L., Dioguardi, R. (eds.) Chilobase. A web resource for Chilopoda taxonomy. Online at https://chilobase.biologia.unipd.it/searches/result_species/1843, accessed on December 14, 2020.

    <和文文献を和文論文で引用の場合>
    谷川明男 2000.日本産クモ類目録(2000年版).Kishidaia,78:79–142.
    吉倉眞 1987.クモの生物学.学会出版センター(東京),613 pp.
    田中一裕 1993.クモ類の休眠と季節適応.Pp.100–109.In:竹田真木生・田中誠二(編),昆虫の季節適応と休眠.文一総合出版(東京),448 pp.
    [注意] 号しかない雑誌(例:Atypus, Kishidaia, Amer. Mus. Novitates など)の場合も,号数は巻数と同様と扱い,丸括弧には入れない.巻と区別したい場合は,「No. ○, pp. ○–○」でも可.ただし同一論文中では統一のこと.

  8. 図は墨入れしたうえ,図中の文字を入れ,そのまま印刷できるように完成したものであること.刷り上がったときの幅(2コラムで17.5 cm,1コラムで8.5 cm)も考慮いただきたい.形態形質の図には原則としてすべてスケールをいれる.図は白黒で印刷されることを前提に作成すること.

  9. 図説明文はダブルスペースで記載し,原稿の末尾につけること.図説明文の形式は次の例に準じるものとする. Figs. 1–5. X-us y-us n. sp., male holotype (1–3) and female paratype (4–5). 1, habitus; 2, left palp, ventral view; 3, same, retrolateral view; 4, epigynum, ventral view; 5, internal genitalia, dorsal view. Scales = 1 mm (1); 0.2 mm (2–5).
    Fig. 1. X-us y-us n. sp., male holotype (A–C) and female paratype (D–E). A, habitus; B, left palp, ventral view; C, same, retrolateral view; D, epigynum, ventral view; E, internal genitalia, dorsal view. Scales = 1 mm (A); 0.2 mm (B–E).

  10. 分類群の名称を目,科,属のように並べる場合は,大,中,小群の順とし,コロン(:)でつなぐ.学名に伴う著者名と年号の引用にあたっては,著者名と年号の間にカンマを挿入しないものとする.

  11. 論文内容を支持・補強するためのデータ(図表,写真,音声,動画など) を電子付録として掲載し, J-Stage のデータレポジトリ(J-Stage Data)を用いてオンライン公開することができる.これらの補足情報は投稿時に論文原稿と一緒に送ること.学会誌に掲載決定後,データレポジトリに格納される.なおデータレポジトリには容量制限があるため,掲載可能なデータ容量は無制限ではなく,編集委員会によって適正か否か審査される.

  12. J-Stage Dataに格納されるデータは,基本的に二次利用を許可するものとして扱われる.二次利用の範囲を定めるライセンスは,以下に示す中から選択できる.CC-0 / CC BY-SA 4.0 /CC BY-NC-ND 4.0 / CC BY-ND 4.0 / CC BY-NC 4.0 / CC BY 4.0/ Apache-2.0 / GPL-3.0 / GPL-2.0 / GPL / MIT / CC BY-NC-SA 4.0

  13. クモの種を記載,あるいは再記載した論文が受理された場合,論文出版後にその種の形質情報(体長などの計測値)を World Spider Trait database <https://spidertraits.sci.muni.cz/> に登録することを著者に強く推奨する.

規程の適用